レッスンのご案内

直近スケジュール
2018年2月23日、3月2日、3月23日
いずれも金曜日18時30分より21時30分まで

<俳優の声と存在感を育む具体的なアプローチ>
無駄にテンションを上げることなく

無闇に声を張り上げることなく
自然に存在するだけで自分自身を強く印象づけられる

<日本で唯一の本テーマ常設レッスン>
俳優が、大切な本番の最中に
アレクサンダーテクニックを
どうやって実践的に使うかその方法を伝授

<演技初心者の皆様には>
『無理のない声の出し方』『自分という楽器の奏で方』が学べる


イマのジブンをコエるコエ
独自の価値が見える存在感を育む
『俳優のためのアレクサンダーテクニック(俳アレ)』
@池袋

・開催は月に2〜3回(各自ご都合に合わせてご参加ください)
・金曜日18:30〜21:30
・チケット制(半年有効6回チケット33,000円)
・入会金不要
・お試し単発受講(事前振込6,500円、当日精算7,500円)もあります。

@池袋ヴォイス&アクターズ道場内アトリエ


<受講のご予約や詳しいお問い合わせはこちらまでお気軽にどうぞ>
salondecoordination@gmail.com(俳アレ事務局)


2017年10月29日日曜日

何も考えないのがイイ演技...ですか?


俳優でないかたは、もしかしたら驚かれるかもしれませんが

「なにも考えない」・・・というのが実は俳優は大好きです。

※姉妹品として「無になる」というのもかなり好きな人多いです。

みんながみんなじゃないんですけど

なぜか「なにも考えない」ことを求める人が多いです。

「創造者、芸術家たる者がなにも考えないとは何事だ!」
どっかから声が聞こえて来そうです。

逆に

「考えるな!感じるんだ!じゃないんですか?」
そんなことばも聞こえて来そうです。

++   ++   ++   ++   ++

さて・・・

そもそも、「なにも考えない」ことは可能なことなのでしょうか?

もし日常生活のなかで
なにも考えてないように思えることがあったとしても
演技はなにも考えないでできるものなのでしょうか?

わたしは不可能だと思います。
少なくともわたしには出来ません。

俺には出来る...そうおっしゃる方がいたら
ある意味イイ俳優さんかもしれません・・・お会いしたいです。

さてさて・・・

では、なぜ俳優は「なにも考えない」ことを望むのでしょうか?

++   ++   ++   ++   ++

わたしに考えられる理由は二つあります。

一つ目は・・・

自分が好い演技ができた時
…おもに「好い演技だった」と他者から評価を受けた時
自分が<なにも考えなかった感じがする>ことが多いからです。

また
「今のは好い演技だったなあ」
と思えた先輩や仲間のパフォーマンスを見て、思わず
「どうやったらあんな演技になるんですか?」
「なにを考えていたの?」
と問うと、大抵が
「うーん・・・なにも考えてなかったよ」
という答えが返ってくるからです。

そこで俳優は
「なにも考えなければ好い演技になる」
「好い演技とはなにも考えないことだ」
と思いはじめるのです。

これは面白い現象です。
もちろん...俳優はマジです。

わたしとしては
意識してやることと、そうでないこと
という観点から
このことを考えてみたいのですが
今回は長くなりそうなので別の機会にします。

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二つ目は・・・

俳優は、「なにも考えるな」「考えないでやれ」と
演出家や監督からしばしば言われるためです。

わたしはそうおっしゃるディレクターを責めるつもりはありません。
その役割を考えると(わたしも時折務めます)
思わずそう言いたくなる気持ちがよく分かるのです。

俳優が役に必要な行動を的確にしてくれれば最低限シーンは進行しますが
時に俳優は盛り込まなくていいことを演技に盛り込もうとしたり
考えなくていいことを考えながら演技をしたりしてしまいます。

カメラだったらば、それがすべて映ってしまいますし
舞台でもあっという間に<間>が崩れてしまいます。
目の肥えた人なら観客席からもそれが見えるでしょう。

そこで「余計なことを考えるな」と言うことになります。
そうすると俳優は、見事なくらいに
ますます考えないでいいことを考えだします。

現場ではいちいち教えてる暇はないので
あげくのはてに「なにも考えるな!」
了いには「なにもするな!」
とまで言ってしまう、と云った流れです。
(わたしもよく言われました・・・>_<;)

++   ++   ++   ++   ++

ただ、演技教師がこれを言ってはいけません。
演技を組み立てるために何をすればいいか
何を考えればいいか(what)を教えるのが
演技教師の仕事だとわたしは思います。

「なにも考えるな」「考えないで演じるんだ」
「なにもしないこと」と指導する演技教師って...
いたとしたら、それはどう考えても仕事放棄です。(笑)

もちろん、そのwhat…何を…においては様々な美意識や価値観、
流派、教師各々のお考えなどがあることでしょう。

「こういう演技(コント、リアリズム、大衆演劇等)をしたいなら」
「今はこれ系の演技がマスメディアではウケがいいです」
「ウチの劇団ではこれが伝統」
「俺は独自にこうやってきた」
「これは僕の個人的な趣味なんだけどね」

・・・演技教師でないディレクターだって
「僕の映画に出たいならこうやってください」
「わたしの演出ではこれがストライクです」
くらいは言ってくれます。

内容は大雑把に括れば
体操や発声や滑舌などの練習法。
台本解釈。
基礎練習という名のもとの数々のエクササイズ。
ウォームアップ法。
ざっくりと…各種演技法。
はたまた...現場での振る舞いかた。
などなどでしょうか。

また教え方という観点においても
例えば、何を考えればいいか、何をすればいいか
つまりwhatを、意図的に最初には教えず
俳優が自分でそれ...すなわちwhatを見つけられるよう導く
そのような教え方など、各教師で違いはあるでしょう。

基本的にはここまでが一般的な演技教師の役目だとわたしは思います。

++   ++   ++   ++   ++

ただ、how…を教えてくれる
すなわち、それ(what...学んだことや訓練した自分自身)を
<演じてる最中にどう使ったらいいのか?>
までを丁寧に指導する演技教師は稀少かもしれません。
(いわゆるダメ出しをするだけの人はたくさんいるでしょう)

例えば、
声は鼻腔に鳴らして、とか
演技中は相手役に集中しなさい、とか
見得はこうやって切るんだよ、とか
役の意図を明確にしなさい
…とは学んでも

<それをするために自分をどう使えば良いのか?>
<それが上手くいかないとき、上手くいかせるには
何を足せばいいのか?もしくは何をやめればいいのか?>

はたまた
<演じてる最中に望まない考えや望まないことが生じてしまった場合
それに対してどの様に対応すればいいのか?>

その辺を本当に教えてくれる演技教師はなかなかいないでしょう。
確かに「それは経験で覚えていくもの」という考えもあるかもしれません。
でもその経験の過程に演技教師が寄り添い
丁寧にサポートすることが出来たら
俳優はどんどん演技を上達させていけると思います。

もちろん、まったくいらっしゃらないことはないと思います。
そのような演技教師は、まさに実践的な術を提供している
(する可能性を持つ)素晴らしい研究者だと思います。
そのような方が増えていき
たくさんの俳優をサポートできるようになれば好いなと思います。

ベテランの俳優さんも
その辺りこそ若いこれからの俳優が聞きたがっているところなので
ご自分の探究されてきた繊細な作業をシェアーしてもらえたら
どんなにか素晴らしいだろうと期待します。


+++++++++++++++++++++++++++


さて
そこでアレクサンダーテクニックなんですが

【俳優のためのアレクサンダーテクニック】では
その < how > の部分を俳優が探究するお手伝いをします。



まさに<演技の最中にあなたがしていること>
<あなたが自分自身をどのように使っているか>
それを俳アレ教師は特別な観察の方法を使って観察をします。

もちろんあなたの頭の中が見える訳ではありません。
シンプルにあなたの<うごき>を観察するのです。

わたしたちの<考え>は同時に<うごき>となって現れます。

ですから、あなたの演技があなたにとって望ましいものでなかった場合
俳アレ教師はその<うごき>に関して客観的に見えたことを伝えます。
そこで俳優はその<うごき>を起すもとになる<考え>を振り返ることができます。

決して<正しいうごき>を教えるわけではありません。

なにがOKかを決める・・・知ってるのは俳優自身です。
でも「人間はこういう風にうごくと好いようにできてますけど」
ってことを俳アレ教師は提示するのです。


俳アレ教師は、人間本来の構造をもとに
<うごき>や時には<考え>に関していくつかの提案をします。

そしてそれをあなたが実際に試してみることで
再びその時の経験を検証することができます。

そのようなレッスンの過程の繰り返しを経て
<演技の最中になにをどのように考えればいいか>
<自分が望む演技をするため、演技の最中に自分をどのように使えばいいか>

を俳優は自ら学ぶことができます。


もちろん、経験の浅い俳優さんであってもこのかたちのレッスンは可能です。
これまでの俳アレ受講者の俳優さんがたは
みなさん楽しそうにこの手順を踏んでご自分の探究をされています。

ご自分が演技レッスンで学んだこと
先輩から教えてもらった技
一流の俳優を観察して盗んだセンス
これらを俳アレとともにやってみてください。
きっと素晴らしい発見や気づきがあることでしょう。

ただし・・・

ひとつだけ条件があります。

それは、俳優自身が<なにをしたいのか>その望みを持っていることです。

ですから、自分がなにをしたいのか
どんなことを探究したいのか、それさえもわからない
望みも問題もお持ちでない俳優さんはこのレッスンは無理です。
(というか、そういう方はすでに十分にうまくいっているのでしょう。何よりなことです)

「どうしたら演出家にOKもらえるでしょうか?」
ちなみに、こういうのもダメですw
なぜならこの場合、レッスンの主導権がその場にいない演出家にあるからです。

ですから、どんな些細な(だと思われる)ことでも構いません。
レッスンには必ず<ご自身の望み>を持って行ってください。
(多少望みが漠然としていても好いレッスンになることは多いです)

台詞のここがいつもロレる。

怒鳴り声の台詞が多くてのどがつらい。

このステップがどうもうまく動けない。(ダンサーでないアレクサンダー教師もお手伝いできます)

オーディションの緊張対策がしたい。

もっと相手役と深くコミュニケートしたい。

膝や腰の痛みに巧く対応しながらなんとか撮影を乗り切りたい。

・・・などなど。

俳アレ教師は演技の正解を提供することはしません。
(そもそも演技に正解はあるのか?って話はややこしくなるのでやめときます)

もちろん演技教師でもありますから
演技のために何をしたらいいかはお伝えします。

あなたのしたいことが...あなたの望みが
人間(あなた自身)がおこなう<うごき>を伴うものであるのなら

アレクサンダーテクニックの原理のもと
かならずやあなたの望みがかなう方向へ
あなたの問題を少しでも解決する方向へ
あなた自身が向かうお手伝いをいたします。

ぜひ、あなたの俳優としての望みをかなえるために
俳アレのレッスンを上手にご活用ください。

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