2015年8月6日木曜日

倉持一裕プロフィール

倉持 一裕(くらもちかずひろ)
潜在魅力ディレクター
ビジネスアーティストVoiceコーチング(B.A.V.C.)チーフディレクター
ホールセルフカムパニィ代表
アレクサンダーテクニーク認定教師

倉持一裕
演技講師

誰でももっと
からだと声を
上手に使える
自分の魅力を
表現できる!

<鈍足の肥満児が、バレーボールに出会い、コンプレックスを解消するも・・・>

中学の数学教師の父、保健師の母の間に長男として、埼玉県古利根川沿いの町に生まれる。体は大きいが気が小さく運動は大の苦手。学級委員や生徒会の役員な どで自己表現するも、肥満と運動音痴で思うように自己表現が出来ない幼少期を過ごす。13歳でバレーボールに出会い、体の成長とともに徐々に運動能力へのコンプレックスも解消されていく。高校時代は県内の強豪チームのレギュラーとしてバレーボール一色の日々を過す。

 しかし、高校三年の部活引退直後に急激な体重減、極度の疲労感、頭痛などに襲われ甲状腺機能亢進症の診断を受ける。大好きだった祖父の隔世遺伝かと手術による治療を受け入れるが、アスリートとしての道は諦め、一浪して早稲田大学第二文学部に入学する。

<新たに情熱を捧げられる演劇に出会い、この道に自分の人生を賭けていく過程で、新たなテーマに>

 大学在学中に早大演劇倶楽部を創立、演劇活動を開始する。しかし、若さゆえの有り余った自己表現欲求のみでは一向に演技は上達せず。演じれば演じるほどか らだは固まっていき、その緊張を解消するために酒の力を借り、自意識ばかり増していき、挙げ句に人と距離を取り引き蘢るといった悪循環。そんな自分の才能 に幻滅し演劇の道を諦めかけた時に、親友の死に直面する。一度きりの人生を、どんなことがあっても自分で選んだ悔いのない生き方をしたいと決心。大学卒業後は就職をせず小劇団に入団。アルバイトをしながら、プロの演技指導者に学び、舞台公演の経験を重ねる。

 1993年、小劇団での活躍が縁で美輪明宏氏による25年ぶりの再演舞台『黒蜥蜴』に出演。榎木孝明氏演じる明智小五郎の部下、堺役に抜擢される。その後、舞台を中心にテレビ・映画・CFと俳優としてのキャリアを重ねていく。

 いつしか若手俳優たちの演技指導をする機会にも恵まれるようになるが、自身が現場で経験したり目撃したりする受け入れ難い演技指導の実態や、若手俳優たちがなかなかその魅力を発揮できない現状を見ているうちに、単に演じ手の「演技術」だけでなく「能力を引き出す指導術」や「外的コントロールのない教育法」にも関心を持ち始める。

 2002年小学校教員の妻との結婚。翌年、長年教師を務めた父の死は「指導・教育」への思いをますます募らせていった。古今東西の演技メソッド、指導 術、教育法を学び、その興味は心理学、仏教哲学、禅、神道、コーチングメソッドへと広がる。 2003年からは、大学での特別講義、小学校での表現教室、社会人向けの『俳優力セミナー』などを開催。演技術と身体技法とコミニュケーションテクニックを混合させたユニークな指導が好評を得る。

<アレクサンダーテクニークとの出会い、そして震災、これまでの学びとスキルの統合>

 甲状腺疾患の後遺症対策として、俳優訓練のリラクゼーション、ヨガや瞑想、様々なボディーワークを学習実践し、自己調整力や心身のコントロールの探究を続 ける過程で、2008年<F.M.アレクサンダー・テクニーク>に出会う。人間本来のデザインに逆らわない、このユニークな心身奏法の群を抜く有効性に驚歎。4年1600時間を超える専門的訓練を経て同テクニークの認定教師となる。また、学び手が自ら考え自らを導く<マージスタイル>と言われる指導法も同時に学び、2013年よりこれらを基礎にした『俳優のためのアレクサンダーテクニック』ワークショップを定期的に開催する。
(現在は『役者さんのためのVoiceコーチング』として開催中)
 
 2011年の東日本大震災を機に、一人一人が自信を持って自ら考え学び成長することができる社会を目指し、俳優業を休止し講師活動に専念する。その最初のアクションとして、これまでに培ってきた演技メソッド、コーチング、アレクサンダーテクニークなどを融合させた『ビジネスアーティストVoiceコーチング(B.A.V.C.)』を考案。Voiceコーチングなのに発声練習も腹筋トレーニングも不要。「声や姿勢にコンプレックスがある」「情熱があるのに伝わらな い」「努力してるのに報われない」方々の悩みに応え、失いかけた自信を取り戻すユニークなパフォーマンスサポートサービスをスタートする。“すぐに実践できて効果の高い方法”“お客様へのアピール力が格段に益した”“いつでも誰といても自然体でふるまえる”“人前でのパフォーマンスが楽しくなった”等々多くの好評を得ている。

<倉持一裕の役割り>

 私のミッションは、 誰もが自らに潜在する絶対魅力に気づき、自信を持って自己を表現できる日本人を増やし続けること。人間が生来持ち合わせる身体性と創造性を護り育てる日本社会を形成すること。

 型にはめられ、比較され、一方的に指示されたことを行うだけの教育では、自分に真の自信を持つことは不可能です。優越感、劣等感、妬み、嫉み、執着、そ して嫌悪から解放された<唯一無二の絶対魅力>の再発見こそが世界平和をもたらす原点となると考えます。私の活動がその一助となれば幸いです。


 
<倉持一裕より役者のみなさんへ>
 
 昨今、日本の役者さんは多種多様な表現スタイルを要求されます。表現者として、これらの要求に応えながら、同時に自分の軸がぶれることなく成長し続けることはなかなか容易ではありません。いついかなる時も、どのようなシーンでも、まずは自分自身を敬い、自らが世界の中心でありつづけ、自分の面倒を見つづけられることで、自ずと他者への敬意と環境への感謝の気持ちが生まれ、表出していきます。そういうあなたは結果として、あなたを観る人を、あなたの声を聞く人を、魅きつけてやまない存在となることでしょう。演じることを大切にする役者さん、役者志望の皆さんをいつも応援しています」


座右の銘:時時の初心
家族:妻、長男の三人家族
趣味:日本舞踊、水泳、クラリネット、運転しながら歌うこと

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