2013年1月25日金曜日

プライマリーコントロール・・・その2

前回はプライマリーコントロール(初源的協調作用)というのを
アレクサンダーテクニックで学ぶことができる…体験できる

というお話でした。

で、わたしなりにこれを説明するならこのようなことだ
と、言葉にしてみたのが

あなたの持つ可能性・能力を
ひとつ残らず拾いあげ
それらをバランスよく調え
かつ、ひとまとめにして
機能させて...表出させてくれる
あなたが実は生まれながらにして持っているはたらき

という表現でした。

ちょっと反省しました。

これじゃ、説明してるうちに三回くらい生まれ変わってしまうw

++  ++  ++  ++

どうしてもアレクサンダーを説明しだすと
まどろっこしくなってしまいます。

で、某元総理大臣じゃないですけど
じゃあ今度はワンフレーズで、ひと言で言ったら
どう言えるだろうと考えてみました。

いろいろ考えてみました上で
やっぱこれだなと思ったのが

「天才」…です。

天才…わたしの天賦の才能

生まれながらにして持つワタシの全能!

これを引き出してくれる鍵となるのが
プライマリーコントロール
すなわち、頭と脊椎の自由な関係性なのです。

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首を固めることなく
頭が繊細に自由に動けるようにしているだけで
わたしたちの天賦の才能が機能しはじめます。
自分の天才が働きはじめるのです。

この際に
天才になる、天才になれる…という表現はわたしは避けたいです。
すべての人が生まれながらにしてすでに天才である
天才を持っている、とわたしは思っていますので…。

そういう意味では
プライマリーコントロールは
自分の天賦の才能を溢れ出させるための
蛇口みたいなものと言えるかもしれません。

逆に
首を固めて、頭が(脊椎の上で)自由に動けなくしている
ということは
自分の天才が溢れ出てくる蛇口を締めている
とも言えるでしょう。

もう一声いきますか…

こんな考え方もできるかもしれません。

普段はこれまで通り凡人、凡才でいいけれど
ここぞという時に、ここで自分の天才を使いたいって時に
アレクサンダーテクニックを使って
プライマリーコントロール(頭と脊椎の自由な関係性)を働かせて
天賦の才能を存分に機能させる。

と、こんなこともできるということです。

何だか男の子的には「変身!」みたいな
女の子的には「テクマクマヤコン」みたいなものでしょうか。
(…歳がバレますw)

わたしは、個人的な趣味で
これを「パイルダー、オン!」と呼んでいます。

…わかんない人はわかんなくていいです。

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さて

ここで大きな問題が二つあります。

一つは、
ここぞという時に、ここで決めたいという時に
ほとんどすべての人が首を固めて
頭が脊椎の上で自由に動くことに
不必要な干渉をしてしまうという事実です。

ここぞ!どころか
何かしよう…と思っただけで固めてしまいます。
例えば俳優ならば、「ここで大きい声を出そう」と思っただけで
(なんと、声はまだ出さず思っただけで…ですよ!)
天才の蛇口を自ら締めてしまうのです。

思っただけで…なんて絶望的な感じもします。

でもご安心ください!

アレクサンダーテクニックにはこれに対する処方として
「抑制と方向性」というのがちゃんとあります。(cf.ブログ右端七つの原理)
これらについては、またいずれ…。

で、もう一つの問題が

このプライマリーコントロールは
自分一人で獲得するのは大変に困難である…ということです。

そこには様々な困難が立ちはだかっていて
必ずサポートが必要となります。

このテクニックを発見したアレクサンダーさんは
実際お一人で、なんと十年かけて探究をされたそうですが
実は「鏡」というサポートを得ながら
ご自分の天才を自在に引き出せるように至りました。

でもこれもご安心ください!

今、この時代に日本に住むわたしたちには
このサポートをしてくれる人がたくさんいます。

鏡のように無言でもなく
日本語もわかり
そして何より自分自身で
その自分の天才を引き出すための訓練を
いつもいつも続けている人たちです。

その難しさも、よろこびも、よくご存知の方たち

それが、アレクサンダー教師と言われる人たちです。

あなたの街に一人…とまではいきませんが
大都市圏には多くいらっしゃり、いくつかの専門スタジオもあります。

何人かのアレクサンダー教師は
地方都市へも脚を運んで講座を開いていらっしゃると聞きます。

そして、わたしもその一人です。

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次回もプライマリーコントロールに関してのお話を続けます。

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